新築やリフォーム時に「やっぱり付けておけばよかった…」と後から追加検討が増えるのが、カーポート・ウッドデッキ・目隠しフェンスなどの外構オプションです。いずれも暮らしをワンランクアップさせてくれる便利な設備ですが、価格や設置場所、メンテナンス性などを十分に検討しないと“後悔ポイント”になりやすいのも事実。
本記事では、それぞれのオプションの価格相場と選び方のポイントを詳しく解説するとともに、複数業者から見積もりを取る大切さについてもご紹介します。
1外構オプションの価格相場一覧

まずは、代表的な外構オプションの施工費込みの平均価格帯を一覧表で把握しましょう。以下はあくまで目安ですが、予算計画の初期段階で役立ちます。
| オプション |
概要 |
価格相場(工事費込) |
設置目的 |
| カーポート |
駐車スペースに設置する屋根構造物 |
1台用:15~30万円 2台用:30~60万円以上 |
雨風・紫外線対策、愛車の劣化防止 |
| ウッドデッキ |
リビングと庭をつなぐ半屋外の床スペース |
約20~50万円(10~20㎡) |
バーベキュー、子どもの遊び場、洗濯物干しスペース |
| 目隠しフェンス |
隣家や通行人からの視線を遮る塀やフェンス |
約15~40万円(10mあたり) |
プライバシー保護、防犯、空間の仕切り |
2カーポートの価格相場と失敗しない選び方

1. カーポートのメリット
- ・車を雨・雪・紫外線から保護し、塗装や内装の劣化を軽減
- ・夏の車内温度上昇を抑えられ、荷物の出し入れが快適
- ・雪国や台風の多い地域では、耐雪・耐風タイプでさらなる安心を得られる
2. 価格相場とタイプの違い
| タイプ |
相場(施工費込) |
特徴 |
| 1台用 |
15~30万円程度 |
コンパクトな敷地向け。片側支持タイプなどは柱位置に注意 |
| 2台用 |
30~60万円程度 |
ファミリー層や車2台保有の場合に人気 |
| 耐雪・高強度型 |
60万円~100万円以上 |
雪国や台風被害が多い地域では必須。強度に比例して価格も上がる |
3. 選び方・注意点
-
・将来的な車種変更を想定し、余裕あるサイズと高さを選ぶ
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・設置位置と動線を事前にシミュレーション
- 玄関や勝手口との距離、車の出入りのしやすさ、隣家との境界を要チェック。
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・地域の積雪量・風速条件に合わせる
- 耐雪・耐風性能を満たさないカーポートは、想定外の自然災害で大きな被害につながるリスクあり。
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・柱位置と雨水の排水計画
- 柱が通路を塞がないか、雨がどちらに流れる設計かなど、細かい点も満足度に直結。
3ウッドデッキの価格相場と後悔しないポイント

1. ウッドデッキのメリット
- リビングと庭の一体感を高め、アウトドアリビングを演出
- バーベキューやプール遊び、洗濯物干しなど、家族の憩いの場として活用
- 植栽やガーデニングと組み合わせて、おしゃれな庭づくりが可能
2. 材質ごとの価格相場(1㎡あたり)
| 素材 |
単価目安 |
特徴 |
| 人工木(樹脂木) |
2.5~3.5万円 |
メンテナンス性が高く色あせしにくいが、天然木ほどの質感は出にくい |
| 天然木(ソフト) |
3.0~5.0万円 |
木の温かみが魅力。ただし定期的な防腐・防虫処理が欠かせない |
| 天然木(ハード) |
5.0~7.0万円 |
重厚感と高耐久があるが、価格は高め。エクゾチックウッドなどが代表例 |
3. 失敗しないための選び方
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・生活動線と用途を明確に
- バーベキューやプール遊びをするなら充分な広さを。洗濯メインなら屋根や物干しの位置も検討。
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・日当たりやプライバシーへの配慮
- 隣家から丸見えにならないか、逆に自宅の窓を開けた時に視線が気になる位置にないか。
-
・基礎工事とメンテナンスを考える
- 土台がしっかりしていないと経年で傾き・きしみが発生。定期点検や掃除の頻度も検討。
-
・素材選びは重要
- 木の質感にこだわりたいなら天然木、メンテナンスを楽にしたいなら人工木を選ぶと後悔しにくい。
4目隠しフェンスの費用とトラブル回避のポイント

1. 目隠しフェンスの目的と効果
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・プライバシー保護
- 通行人や隣家の視線をカットし、庭や窓を安心して活用できる
-
・防犯意識を高める
- フェンスがあるだけで不審者の侵入リスクを心理的に下げる
-
・庭やデッキのデザインを引き立てる
- 外観デザインに合わせた素材・色を選ぶと統一感アップ
2. 素材別 1mあたりの価格相場
| 素材 |
単価目安 |
特徴 |
| アルミ製 |
1.2~3万円 |
耐久性が高くメンテ不要。色・デザイン豊富 |
| 樹脂製 |
1.0~2万円 |
軽量、カラーバリエーション豊か |
| 天然木 |
2.5~4万円 |
自然素材の風合いが魅力。定期的な塗装必須 |
3. 後悔しないための注意点
-
・高さ設定に要注意
- 高すぎると圧迫感や日照不足の原因になる一方、低すぎるとプライバシーを確保できない。程よいバランスを。
-
・通風・採光をある程度確保する工夫
- ルーバータイプや隙間を取ったデザインなら、閉塞感を軽減可能。
-
・境界付近の施工は隣家への配慮が大切
- 自治体の条例や隣人とのトラブルを避けるため、事前相談が望ましい。
-
・基礎や柱の耐久性
- 風の強い地域では、柱間隔やコンクリート基礎の強度も要検討。
5外構オプションはまとめて計画するのがお得
人気のカーポートやウッドデッキ、目隠しフェンスは、それぞれ単体で後から追加できるものの、同時に施工・計画することで下記のメリットがあります。
1. 施工費の重複を削減
括で作業を行うため、人件費や重機の手配費などが抑えられるケースあり。
2. 外観デザインに統一感
カーポートやデッキ、フェンスのカラーや素材を揃え、家全体の統一感を高めやすい。
3. 将来的な拡張も見据えたプランニング
サイクルポートや植栽スペースなど、今後追加しそうな外構設備も踏まえて設計できる。
6一括見積もりで差が出る理由と「エクステリアコネクト」活用メリット
外構工事は、工務店やエクステリア専門業者、ホームセンター提携業者など施工窓口が多数あります。そのため、
- ・使う素材や仕入れルートが違う
- ・デザイン提案力や工事の得意分野が異なる
- ・独自のキャンペーンや値引き、セット割がある
といった要因で、同じ仕様でも数万円~十数万円単位で費用に差が出ることも珍しくありません。
そこでおすすめしたいのが、複数社に一括見積もりを依頼して提案を比較する方法です。
- ・「こんなオプションはどうか」といった新たな提案が得られる
- ・費用面で優位な業者が見つかる
- ・不安な点やデザインに関する相談を複数のプロにできる
「エクステリアコネクト」では、全国の信頼できる外構業者に無料で一括見積もり依頼が可能です。スマホやPCから簡単に入力するだけで、手間をかけず複数社の見積もりを比較できます。
7相場把握&見積もり比較が後悔を防ぐカギ
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・カーポート
- サイズ・強度・設置位置を慎重に検討し、自然災害リスクに備える
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・ウッドデッキ
- 用途・素材選び・基礎工事をしっかり押さえ、メンテナンスも見据える
-
・目隠しフェンス
- 高さ・通風・採光・近隣配慮など、バランスとトラブル回避が重要
そして、何より大切なのは複数業者からの見積もり比較。費用だけでなく、提案内容・アフターフォローの充実度などを総合的にチェックし、自分の暮らしに最適な外構プランを選びましょう。
「エクステリアコネクト」なら、簡単ステップで複数社に一括見積もり依頼が可能。オプション追加のタイミングだからこそ、ぜひご活用ください。
賢く比較検討して、後悔のない理想の外構を実現しましょう。